個人が負担している税金の種類をまとめて解説
はじめに
「税金」と聞くと、所得税や住民税を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
しかし実際には、私たちが日常生活を送る中で支払っている税金は非常に多く、買い物をするとき、車に乗るとき、家を所有するときなど、さまざまな場面で税金を負担しています。
今回は、個人が支払っている税金を「国税」と「地方税」に分けながら、身近な税金をわかりやすくまとめました。
税金は「国税」と「地方税」に分かれる
日本の税金は、大きく分けると次の2種類です。
国税
国に納める税金です。外交、防衛、社会保障、公共事業など全国的な行政サービスの財源になります。
地方税
都道府県や市区町村へ納める税金です。教育、消防、ごみ収集、道路整備など地域の行政サービスに使われています。
税金には100種類以上あるといわれていますが、その中でも個人に関係の深い税金を見ていきましょう。
会社員・個人事業主が支払う主な税金
① 所得税(国税)
給与や事業所得などに対して課税される税金です。
会社員の場合は毎月の給与から源泉徴収され、個人事業主は確定申告によって納税します。所得が多くなるほど税率が高くなる「累進課税」が採用されています。
② 住民税(地方税)
前年の所得をもとに、市区町村・都道府県へ納める税金です。
会社員は給与から天引きされることが多く、個人事業主は納付書で納税します。
③ 消費税・地方消費税
スーパーやコンビニでの買い物、飲食店、美容院、ネットショッピングなど、多くの商品・サービスに課税されています。
現在の標準税率10%には、地方消費税も含まれています。つまり、買い物をするたびに税金を負担していることになります。
車を所有すると多くの税金がかかる
自動車を所有している人は、さまざまな税金を負担しています。
自動車税(地方税)
毎年4月1日時点の所有者に課税されます。
軽自動車税(地方税)
軽自動車を所有している場合に課税されます。
自動車重量税(国税)
車検時などに納める税金です。
ガソリン税(揮発油税など)
ガソリン価格には、本体価格だけでなく
- 揮発油税
- 地方揮発油税
- 消費税
など複数の税金が含まれています。
車を利用する人は、「所有しているだけ」「走るたび」に税金を負担していることになります。
マイホームや土地を所有している人が支払う税金
固定資産税(地方税)
土地や建物を所有している人が毎年納める税金です。
市町村が固定資産評価額をもとに税額を決定します。
都市計画税(地方税)
市街化区域内の土地・建物などに課税される税金です。
固定資産税と一緒に納付するケースが一般的です。
不動産取得税(地方税)
住宅や土地を購入した際などに一度だけ課税されます。
登録免許税(国税)
不動産の登記をするときに必要となる税金です。
相続や贈与でも税金が発生する
財産を受け継ぐ際には
- 相続税(国税)
- 贈与税(国税)
が課税される場合があります。
すべての人が対象になるわけではありませんが、一定額を超える財産には税金がかかります。
その他、生活の中で支払っている税金
意識していなくても、次のような税金を負担しています。
- たばこ税
- 酒税
- 印紙税
- 入湯税
- ゴルフ場利用税
商品やサービスの価格に含まれているため、「税金を払っている」という実感が少ないものもあります。
実は、私たちは数多くの税金を負担している
改めて整理すると、個人が支払う代表的な税金には次のようなものがあります。
国税
- 所得税
- 消費税
- 自動車重量税
- 登録免許税
- 相続税
- 贈与税
- 印紙税
- 酒税
- 揮発油税(ガソリン税の一部)
地方税
- 住民税
- 固定資産税
- 都市計画税
- 自動車税
- 軽自動車税
- 不動産取得税
- 地方消費税
- 入湯税 など
所得税や住民税だけではなく、「所有する」「買う」「利用する」など生活のあらゆる場面で税金が課されていることがわかります。
まとめ
税金は、社会保障や教育、道路整備、防災など、私たちの暮らしを支えるための大切な財源です。
一方で、どのような税金を、どのような場面で負担しているのかを知る機会は意外と多くありません。
「思っていた以上に税金を支払っている」と感じた方も多いのではないでしょうか。
税金の仕組みを理解することは、家計管理や資産形成、相続対策、節税対策を考える第一歩になります。
当事務所では、所得税や住民税はもちろん、不動産や相続、個人事業の税務相談まで幅広く対応しております。
税金について疑問やお悩みがございましたら、お気軽にご相談ください。

